
米南部ジョージア州上院選では共和党現職のデビッド・パーデュー氏が苦戦した=AP
【ワシントン=中村亮】米大統領選と同時に実施した連邦議会上院選をめぐり、アラスカ州で共和党現職が勝利する見通しとなった。複数の米メディアが11日報じた。共和党は非改選を含めて50議席、民主党は48議席を固めた。残る2議席は2021年1月に行う南部ジョージア州の決選投票で決着し、上院運営の主導権争いも決まる。
共和党は政府高官人事や政策に影響力を維持するため過半数の議席確保を目指しており、ジョージア州で少なくても1議席を得る必要がある。11日には共和党の有力者、マルコ・ルビオ上院議員がジョージア州に入って、共和党候補の応援演説をした。
民主党はジョージア州で2議席を確保すれば、獲得議席を50に伸ばせる。上院での人事承認などでは賛否が50対50になった場合、上院議長を務める副大統領の一票で最終決定する。民主党のハリス上院議員が次期副大統領に就く見通しで、民主党が50議席を確保すれば過半数を得たのとほぼ同等の影響力を行使できる。
上院選では共和党が激戦の東部メーンや中西部アイオワ、南部ノースカロライナ、同サウスカロライナ各州で議席を守り、同アラバマ州では民主党から議席を奪回する見通しだ。民主党も西部コロラドと同アリゾナ両州で共和党現職を破り、現有議席47から少なくても1議席を伸ばす公算が大きい。
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