スウェーデンでスーパーカー製造者ケーニグセグが、ファミリーで乗れるハイブリッドスーパーカーを発表しました。そのクルマ「Gemera(ジェメラ)」は定員4人で保温機能付きのカップホルダー、前後シートにそれぞれインフォテインメントパネルを備えます。当然スマホの充電も可能、4人ぶんの機内持ち込みの手荷物を納められる収納スペースも確保しています。
それでいて、Gemeraの外観は360度全方位文句なしのスーパーカー。世の中のクルマ好きお父さんならきっと「一度はこんなクルマに乗ってみたい!」と思うことでしょう。しかしその予想価格は170万ユーロ(およそ2億3700万円)とされます。Gemeraはお父さんたちの儚い夢をエキゾーストパイプが吐き出す炎で焼き払い、リッチで優雅なファミリーが待ち受ける富のヒエラルキーの頂上へ走り去ります。
Gemeraはケーニグセグブランド初の4シーター。昨今ではポルシェはおろかアストンマーティンやランボルギーニといったラグジュアリーカー、スーパーカーメーカーまでもがSUV(スポーツ・ユーティリティ・ヴィークル)の人気に迎合しつつありますが、このスウェーデンのメーカーはクーペスタイルのクルマが持つ格好良さを維持したまま、ユーティリティを追加する道を選択しました。
ケーニグセグは、Gemeraのデザインはタマゴの形状にインスパイアされたと説明します。CEOのクリスティアン・フォン・ケーニグセグ氏は、このクルマの構想を2003年から練りはじめ、ミッドシップレイアウトを維持しつつも申し訳程度の後部座席を押し込んだ2+2ではなく、4つすべてのシートがゆったりと座れる快適性を備えられることを示したかったとしました。そして、Gemeraを「広々としたインテリアと究極の環境意識に出会う、まったく新しいカテゴリーの車」「世界初のMega-GTカー」と称しています。
ケーニグセグが採用する特徴的なラプタードアは開口部を大きくとることができ、フロントシートをずらすことなく、楽に後部座席へアクセスできます。リアシートに座るときに自分でドアの開閉ができないじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、この車を買う人にとってそれはちっぽけな問題に過ぎません。また冒頭に記したように車内における快適性は高そうで、前後のシートそれぞれに内蔵するヒーター/クーラーや、11スピーカーのオーディオシステムといったラグジュアリー要素ももちろん備えています。
快適性ばかりを書き連ねてきましたが、Gemeraの本質はやはりスーパーカーであるということ。ハイブリッド式のパワートレインは3モーター+2リッター3気筒ツインターボ"フリーバルブ"エンジンで構成されます。
まず3つあるモーターは前輪(クランクシャフト)に1基、後輪は2本にそれぞれ1基ずつ備えられ、合計で1100bhp(1115ps / 820kW)を発揮、モーターだけの走行で最高速度は300km/hに到達します。800Vのバッテリーはモーターだけの走行で最大31マイル(約50km)走行できます。
一方3気筒のフリーバルブエンジンは出力600bhp(約608ps / 447kW)、443lb・ftを出力します。燃料にはエタノールもしくは「CO2ニュートラルな」メタノールを用い、ダイレクトドライブトランスミッションを介してタイヤを駆動します。
そしてこれらを組み合わせた最大出力は1700bhp(1724ps / 1268kW)、2581lb・ft(約3500N・m / 約356kgf・m)という領域に。0-100km/h加速は1.9秒です。
ケーニグセグは、Gemeraを300台だけ生産する予定。自動車情報サイトTopGearはその価格を170万ユーロと予想しています。
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March 04, 2020 at 01:15PM
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ケーニグセグ「CO2ニュートラル」な4人乗りスーパーカーGemera発表。1700馬力ハイブリッドメガGT - Engadget 日本版
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