
1台の車に30年以上乗り続けるドライバーがいる。苦楽を共にした「鋼の伴侶」がいとおしくてならないのだ。そんな持ち主に迫るBS朝日「昭和のクルマといつまでも」は、車に魂が宿っていることをありありと感じさせるヒューマン・ドキュメントだ。
ノスタルジーあふれるエンジンルーム・内装
各地の自動車整備工場を訪ね歩き、つてをたどりながら「30年以上乗り続ける車」を探し求める。レースで活躍したヨタハチことトヨタ・スポーツ800(1966年式)、トヨタの大衆車「パブリカ・デラックス」(67年式)や、曲線が柔らかなプリンス(現・日産)のトラック「クリッパー」(68年式)、生産台数200台足らずの日産「スカイライン2000GT-R」(ケンメリGT-R、73年式)など、これでもかと旧車が登場。外観はもちろん、エンジンルームや内装もノスタルジーに満ち、ベテラン整備士のうんちくもうなずけるものばかりだ。 とはいえ、たとえ昭和30~40年代の車を見つけても、車検切れだったり、購入時期が最近だったりするケースがほとんど。現役の30年選手を見つけるのは容易ではない。それだけに、ようやくたどり着いた“現役”には、走りっぷりの心地よさだけでなく、オーナーと家族が織りなす色とりどりの半生が刻まれている。
こいつは文句を言わない、面倒はかかるが死ぬまで乗る
「いつかはフェアレディZを」と願っていた千葉の男性(59)は、29歳の時、売りに出ていた日産「フェアレディ240ZG」(72年式)を目にして200万円で即決購入。あちこち錆びていたため、5年をかけて修復した。生まれた頃からこの車が家にあった長男は、学校に乗せていってもらった時に同級生から注がれた羨望のまなざしが今も誇りだ。とはいえ、「Z」は金食い虫。妻は顔をしかめるが、男性は「家族は文句を言うけど、こいつは文句を言わない。面倒はかかるけど死ぬまで乗る」と言い放つ。 都内の男性(67)は学生時代、BMWのスポーティーなイメージを確立したといわれる「2002」に憧れ、家業の居酒屋を手伝うと父親を拝み倒して230万円で買ってもらった。当時交際していた妻の実家が自動車修理工場だったため、義父とは“マルニ”の愛称を持つこの車の話で盛り上がり、結婚にこぎつけるのにも一役買った。45年間乗り続ける愛車の走りは、今も快調だ。妻はとりわけ分厚いメッキが施されたぴかぴかのバンパーがお気に入りで、「生きている限り見放さない」と誓う。
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December 06, 2020 at 07:44AM
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