【カイロ時事】ペルシャ湾岸の産油国クウェート王室は29日、サバハ・アハマド・ジャビル・サバハ首長が死去したと発表した。
91歳だった。2019年に訪問先の米国で検査入院が報じられ、健康不安がうわさされていた。今年7月の手術後は米国へ渡航して入院し、その際にナワフ皇太子に首長権限を引き継いでいた。
1929年生まれ。63〜91年に外相を務め、その間に情報相、副首相、第1副首相なども兼務。03年には首相に就き、実質的に国政を取り仕切った。06年1月のジャビル第13代首長死去の後、健康問題を理由に10日間で退位したサアド前首長の後を継いで即位した。
伝統的な親欧米路線とアラブ諸国の連帯を重視し、湾岸の君主制国家の中では女性の政治参加にも積極的だった。東日本大震災に際しては、日本の輸入量の1.5日分に相当する原油500万バレルを無償提供。17年のサウジアラビアなどによるカタール断交でも、調停役として双方の関係修復に向けた努力を続けた。
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