
より高い運動性能を狙ってミッドシップ化
アメリカを代表するスーパースポーツカー、シボレー・コルベットが新しい時代に入ろうとしている。典型的なフロントエンジン・リアドライブからミッドシップへの方向転換。いったいコルベットになにがあったのか。 【写真】リアビューやコクピット、コンバーチブルを見る(全4枚) 今回の特別企画ではMotor Magazineの新刊ムック「ザ・スーパーカー ファイル ドットネクスト」(6月17日発売)から、いま注目の「超俊足&超高級車」を順次紹介しているが、その第6回は「シボレー・コルベット」だ。 1953年のデビュー以来、FRとして進化を遂げてきたコルベットだが、8代目(C8)にしてついにミッドシップ化に踏み切った。 新世代の6.2L V8OHV自然吸気エンジンのLT2は、495ps/637Nmを発生。これにシボレー初の8速DCTを組み合わせ、後輪を駆動する。ドライサンプオイル潤滑システムの採用によりパワートレーンを低い位置に搭載しており、より高い運動性能を狙っている。 また、日本市場にはコルベットブランドとしては初めてとなる右ハンドルの設定も話題だ。 2020年7月に日本仕様の詳細が発表され、ここから正式受注が始まる予定。価格は、クーペのベースグレード「2LT」が1180万円、上級グレードの「3LT」が1400万円となっている。 なお、本国アメリカでは、2019年10月にコルベット史上初の電動ハードトップを採用した「コルベット スティングレイ コンバーチブル」も発表されている。電動ハードトップは16秒で開閉が可能で、48km/h以下なら走行中でも開閉できる。クーペと同容量のトランクを備えており、使い勝手もいい。
シボレー コルベット
■2020年1月10日発表、2020年7月正式受注開始予定 ■車両価格:1180万円~ 1400万円(クーペ) ■主要諸元(3LT) ・全長:4630mm ・全幅:1934mm ・全高:1234mm ・ホイールベース:2722mm ・車両重量:1530kg ・駆動方式:MR ・エンジン:6.2L V8OHV ・最高出力:502ps/6450rpm ・最大トルク:637Nm/5150rpm ・トランスミッション:8速DCT ・0→100km/h加速:3.1秒 ・0→200km/h加速:- ・最高速:- ・WLTC燃費:-
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