
OKMusicで好評連載中の『これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!』のアーカイブス。今回はスーパーカーの1stアルバム『スリーアウトチェンジ』を取り上げたい。1997年にデビューを果たし、同年にデビューしたくるりやNUMBER GIRL、中村一義とともに新世代の鋭い感性を持ったロックバンドとしてシーンの熱い注目を集めたスーパーカー。後にテクノ、エレクトロニカ指向のサウンドへと進化していったこともあって、スーパーカーを聴き始めた時期によって好きなアルバムは異なるだろうし、映画『ピンポン』(主題歌、挿入歌を担当)で彼らの存在を知った人も多いのかもしれない。が、やはり、原石のような輝きを放つ本作抜きにはスーパーカーを語れない。今なおファンからの支持が高く、ギターバンド好きのツボを突きまくりのみずみずしい楽曲がたっぷり収録されている。 ※本稿は2016年に掲載
希望と諦めがブレンドされた青臭さ
スーパーカーは青森出身のロックバンド。メンバーはナカコーの愛称で親しまれ、近年ではソロ名義のライヴでスーパーカーの楽曲も披露している中村弘二(Vo&Gu)、バンド解散後は9mm Parabellum Bulletやチャットモンチーのプロデューサーとしても活躍のいしわたり淳治(Gu)、後にソロとして活動する紅一点のフルカワミキ(Ba)、田沢公大(Dr)の4人で、1997年にデビューした時には平均年齢が10代という若さ! 音楽にも表れてはいるが、ガツガツした感じはなく、青森在住のまま、途中まで活動を行なっていた。今でこそDTM時代ということもあり、上京という選択をしないバンドは珍しくないが、バンドが今よりブームだった時代だったこともあり、そのマイペースなスタンスが雑誌などで取り上げられていた記憶がある。 当時、スーパーカーは青春バンドとか、スニーカー系と形容されていた。が、彼らがさわやかで前向きな曲を歌っていたかというと決してそうではなく、むしろ希望と諦めがゆらゆらと混ざり合っている印象だ。“青春”にみなぎっているイメージを抱くとスーパーカーの曲を聴いたら肩透かしを食らうかもしれないが、“夢”とか“愛”とか“友情”とか口にすること自体、抵抗がある季節こそが“青春”なんじゃないかと思ったりする筆者にとっては、スーパーカーの青臭さはどストライクである。ドキドキワクワクする感じというよりも、ざわざわする感じのロックミュージック。たぶん、この時にしか鳴らせない音が『スリーアウトチェンジ』には真空パックされている。
"スーパーカー" - Google ニュース
June 13, 2020 at 04:05PM
https://ift.tt/3e0ABRw
原石の輝きを放つスーパーカーのアルバム『スリーアウトチェンジ』(OKMusic) - Yahoo!ニュース
"スーパーカー" - Google ニュース
https://ift.tt/35S7dbr
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "原石の輝きを放つスーパーカーのアルバム『スリーアウトチェンジ』(OKMusic) - Yahoo!ニュース"
Post a Comment