カルマオートモーティブ(Karma Automotive)は5月26日、次世代EVスーパーカーの開発テストを開始した、と発表した。最大出力は1100hpで、0~96km/h加速1.9秒以下の性能が目標だ。
カルマオートモーティブは、プラグインハイブリッド(PHV)の4ドアスポーツカー、『カルマ』を製造・販売していたフィスカーオートモーティブの破産後の資産を買収する形で、2014年に米国カリフォルニア州に設立された。現在、カルマ後継車の『レヴェーロGT』などを生産・販売している。
幅広い電動車に対応するプラットフォームがベース
カルマオートモーティブが開発テストを開始した次世代EVスーパーカーは、自動運転に対応した次世代電動車向け車台の「カルマ Eフレックス」プラットフォームをベースとしている。このプラットフォームは、自動運転のユーティリティバンから、実用車、高性能スーパーカーまで、幅広い車種に対応できる柔軟性を備えているのが特長だ。
カルマオートモーティブによると、カルマ Eフレックスプラットフォームは、さまざまなバッテリーやモーター駆動ドライブシステムをカバーする最大22のバリエーションが展開可能という。カルマ Eフレックスプラットフォームにより、自動車メーカーは開発コストを大幅に抑えて、電動車市場に迅速に参入できるという。
1回の充電での航続は最大644km
このカルマ Eフレックスプラットフォームを採用するフラッグシップモデルが、次世代EVスーパーカーになる。フロントアクスルとリアアクスルにそれぞれ2個モーターを搭載し、4輪を駆動する。合計4モーターのシステムは、最大出力1100hp、最大トルク1427kgmを獲得する。これにより、0~96km/h加速1.9秒以下という優れたパフォーマンスを追求する。
EVパワートレインには、新開発の炭化ケイ素(SiC)高密度インバーターを採用する。また、床下に蓄電容量120 kWhのバッテリーを搭載し、前後重量配分は50対50に最適化する。1回の充電で、最大644kmの航続を可能にするという。レーシングカーにインスパイアされた構造、コンポーネント、テクノロジーを融合させることにより、コスト効率が高く、早期に市場投入できるソリューションを開発するのが狙いだ。
電子制御トルクベクトリングを採用
また、電子制御トルクベクトリングとデュアルモーターの組み合わせにより、優れたパワーとハンドリングを生み出す。このAWDパフォーマンスプロトタイプのモーターは、数百万マイルを超えるテストを、すでにカルマ『レヴェーロGT』ベースのプロトタイプ車両で実施している。
カルマオートモーティブによると、動的および静的なテストは、グローバル市場における顧客やパートナーの期待と要求に確実に応えるための包括的な検証プロセスの一部になるという。カルマのエンジニアは、カリフォルニア州のサーキットを舞台に、走行テストを開始している。
カルマオートモーティブによると、最新のEフレックスプラットフォームはEVスーパーカーに最適という。その目標は、さまざまな駆動モーターシステムとバッテリーパックのバリエーションを備えた多数の電動モビリティソリューションをパートナーに供給すること。高性能なEフレックスプラットフォームは、これらの構成の中で最もプレミアムであり、かつてないパフォーマンスを可能にしているという
カルマオートモーティブは、このEフレックスプラットフォームがスーパーカーの主要な性能基準を達成し、あらゆる点で優れていると確認することを目指す、としている。
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May 29, 2020 at 12:06PM
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