2020年3月15日に創立100周年を迎えた自動車メーカー、スズキ。人々の生活に寄りそう実用車や、刺激的なスポーツモデル、そして時には、挑戦的すぎてユーザーに理解されなかったクルマも世に送り出してきたその歴史を、それぞれの時代を彩る個性的なモデルとともに振り返る。
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“デビュー作”で先進的な前輪駆動に挑戦
【FFのパイオニア】
スズライト
スズキのルーツである鈴木式織機株式会社が創立されてから、この3月でちょうど100周年。戦後の1952年に自転車に取り付けるバイクモーターを発売し、1954年には社名を鈴木自動車工業株式会社に変更。そして1955年には軽自動車「スズライト」によって四輪車市場に進出した。
セダンの「SS」、ライトバンの「SL」、ピックアップの「SP」、デリバリーバンの「SD」をそろえて登場した本格的な軽四輪だったスズライト。359cc空冷2ストローク並列2気筒エンジンで前輪を駆動する、日本初のFF車でもあった。内容的には研究車両だったドイツの小型車「ロイトLP400」の影響を強く受けていた。
セダンのSSのスタイリングもロイトに似た平凡な3ボックスだったが、おもしろいのはライトバンのSL。大きなテールゲートを備えたリアスタイルはファストバック風なのだ。徳大寺有恒氏が生前、「『アストンマーティンDB2/4』みたいでカッコイイだろ?」と冗談交じりに語っていたが、たしかに商用車ながら、セダンよりむしろスタイリッシュだった。
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【Miniの同級生】
スズライトTL/スズライト フロンテ
1957年からは需要の多かったライトバンのSLに集約された「スズライト」は、1959年にフルモデルチェンジして「スズライトTL」となる。横開きテールゲートを備えたライトバンだったが、その姿はくしくも同じ年にイギリスで誕生した革命的な小型車である「Mini」(当初は「オースチン・ミニ」と「モーリス・ミニマイナー」)に似ていた。
1962年には、スズライトTLのテールを改めてトランクルームを設けた軽乗用車版の「スズライト フロンテTLA」が登場する。その改良版の「スズライト フロンテFEA」は、翌1963年に開かれた第1回日本グランプリのツーリングカー400cc以下のレースで、下馬評では優勝確実と思われていた「スバル360」を下して1-2フィニッシュをキメてみせた。伏兵スズライトの活躍に世間は驚いたが、考えてみれば不思議はない。四輪の世界では地味な存在だったスズキだが、1960年から二輪ロードレース世界グランプリに参戦し、62年には50ccクラスの王座を獲得していた。つまり2ストロークエンジンのチューニングにかけては実績があり、レース経験も豊富だったのだ。
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March 30, 2020 at 04:00AM
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100年の歴史を彩る“小さなクルマ”が大集合! スズキの名車&迷車10選 - webCG
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