カーライフ[2020.01.28 UP]
車に7ナンバーは存在する?数字の意味や歴史、5ナンバーとの違いを解説

自動車のナンバープレートに記載されている様々な数字や記号のなかでも、プレートの上段に地名と並んで記載されている数字は分類番号と呼ばれています。
この番号は最初の数字によって車の分類を示しており、現在0〜9までのナンバーが利用されています。ただし、その中でも7からはじまる分類番号が特殊で、日常的に見かける自動車のナンバープレートではあまり見かけることがありません。
今回は、分類番号が7から始まる「7ナンバー」の存在について、分類番号の意味や歴史を交えて解説していきます。
この記事の目次
関連情報
ナンバープレート車に7ナンバーが存在するって本当?5ナンバーとの違いとは?
国土交通省による分類番号の区分では、7ナンバーの割り振り対象は小型自動車となっています。では、小型自動車とはどのような車を指すのでしょうか。
普通自動車と小型自動車の違い
乗用車には普通自動車と小型自動車(小型普通自動車と呼ぶこともあります)があり、小型自動車に分類される条件は下記の通りです。
・車体の長さ:4.7m以下
・車幅:1.7m以下
・車高:2.0m以下
・排気量:2000cc以下
これらの条件にすべて当てはまる乗用車は小型自動車に分類され、ひとつでも当てはまらないものがある場合は普通自動車となります。
なお、軽自動車と呼ばれる車は小型自動車よりもさらに小さい自動車に分類されますが、分類番号の割り振り範囲は小型自動車と共有しています。
5ナンバーと7ナンバーの違い
7ナンバーは小型自動車に割り振られる番号ですが、小型自動車には7ナンバーの他にも5ナンバーが割り振られます。この2種類の分類番号は数字以外に違いはなく、同じ小型自動車であれば当然ながら自動車税も同じなのです。
しかし、7ナンバーは5ナンバーに比べて見かけることが少ないのです。
その理由は、7ナンバーが利用された歴史を知るとわかります。
車の7ナンバーにおける歴史も知っておこう

7ナンバーをあまり見かけない理由は、分類番号の歴史的な背景があります。
7ナンバーは三輪自動車用の番号だった
もともと7ナンバーは三輪自動車に割り振られていましたが、1960年代に三輪自動車の生産が終わり、徐々に7ナンバーの登録台数も少なくなっていきました。
その後、当時分類番号が2桁であったため、特に登録が多かった5ナンバーは地区によって不足することが出てきました。それによって他のナンバーで補填する必要が出てきたため、使われなくなった7ナンバーの余りが割り振られるようになったという背景があります。
分類番号が3桁となり、再び5ナンバーから割り振られることに
さらに時代が進み、他の分類に置いても分類番号が2桁では足りなくなったため、桁が増えて3桁になります。その分類番号の3桁への変更により、再度、分類番号は500から順番に割り振られることとなりました。
結果、通常のナンバープレートの発行では新規で7ナンバーが登録されることはほとんどなく、現在では7ナンバーはほとんど見かけなくなったのです。
車の7ナンバーは一体何を意味しているの?
3桁の分類番号を500番から順に割り振っていく場合、当分の間は7ナンバーが使われないように思いますが、実はそんなことはなく、現在でも発行されることがあります。
その際、通常の分類番号の意味で「小型自動車」であることの他にわかることがあります。
通常番号と希望ナンバーで分類番号が分けられている
平成9年より希望ナンバー制度が始まり、一連指定番号(ナンバープレートの一番大きな4桁の数字)を希望の番号で取得できるようになったため、分類番号の割り振りも単純に500から割り振るだけではなくなりました。
地区によりルールは異なるものの、たとえば通常番号であれば、500〜509番、580〜582番のなかで割り振る、希望ナンバーの場合は510番から割り振るなどのルールが決められています。
そして、7ナンバーは小型自動車で希望ナンバーに割り振る500番台の分類番号が枯渇した際に使われることになっているのです。
分類番号が7ナンバー=人気のある一連指定番号
たとえば一連指定番号「4649」の希望が多い場合、分類番号も「510番の4649」、「511番の4649」、「512番の4649」と順番に割り振られていきますので、申請順に割り振られる通常番号に比べて希望ナンバーの方が分類番号の消費が早くなります。
特に人気のある一連指定番号は希望が集中するため、分類番号もどんどん使われることが想像できますし、実際に7ナンバーを割り振り始めている地区もあるようです。つまり、分類番号が7ナンバーとなっている一連指定番号は、非常に人気がある番号と言えそうです。
まとめ
5ナンバーと7ナンバーとでは「5」や「7」の数字に違いはありますが、共に小型乗用車の分類番号となるため、車のサイズ規格や、自動車税などに違いはありません。
現在では希望ナンバー制度があり、人気ナンバーの希望が集中することから、分類番号も以前より多く必要となってきました。そのため、3桁に増えた分類番号も、500番台の残りが少なくなるにつれ、次第に7ナンバーが割り振られるようになりました。
今までは見かけることが少なかった7ナンバーも、小型自動車の登録が増えていくに従い、今後は目にする機会も多くなるのではないでしょうか。
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January 28, 2020 at 09:56AM
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