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【最終車が2019年12月23日にラインオフ!】マークXまだ買える!? 欲しいならこう選べ!! | 自動車情報誌「ベストカー」 - ベストカーWeb

 車名が「マークII」だった時代には、兄弟車のチェイサー&クレスタと「マークII現象」という言葉ができたほどの大人気車となり、一世を風靡したこともあったマークII → マークXが51年間の歴史に幕を閉じ、2019年12月23日(月)で残念ながら生産を終了した。

「なくなると恋しくなる、欲しくなる」というのはよくある人間の性であり、当記事では「まだ新車でマークXは買えるのか?」という調査に加え、中古車も多数流通しているマークXの選び方も考えてみた。

文/永田恵一
写真/TOYOTA、編集部

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■マークXの新車はまだ買えるのか?

 結論から書くと、この原稿を執筆している1月23日(木)現在、新車の「マークX」を買える可能性は十分ある。

 というのも、エリアごとにマークXを扱うトヨペット店(東京のトヨタモビリティ東京含む)何カ所かに問い合わせてみると、多いところでは20台近く、少ないところでも5台程度の在庫を持っているトヨペット店が多かったのだ。

 トヨタは2019年4月にファイナルエディションの追加と、同年12月に生産終了のアナウンスをしており、「今さら欲しいと言われても対応できません」と言われても仕方ない時期に、今からでも新車を買える可能性があるというのはファンには嬉しい誤算だ。

前身の「マークII」から数えて50年以上という歴史を持つ「マークX」。その最後の特別仕様車「 250S“Final Edition”」「250S Four“Final Edition”」が、2019年4月24日に発売された

 しかし、当然ながら生産を終了しているので、残っているのは在庫となっている現車のみなので、ボディカラーやメーカーオプションを選ぶことはできない。また、グレードに関しても在庫の多くは2.5Lの2WDとのことで、3.5Lを含むRDSやスポーツモデルのGRスポーツといった販売比率が低かったグレードを選べる可能性は絶望的と思って欲しい。

マークXは2.5L&3.5LのV6エンジンを搭載していたが、人気が高かったのは買い得感の高い2.5Lだった

 販売比率といえば、残っているボディカラーはほとんどが販売比率の高かったパールホワイト、ブラック、シルバーとなるようだ。つまり、今から買える新車のマークXは「街でよく見かけるマークX」ということだ。

 もちろん在庫がなくなっている地域もあるにせよ、近県なども探せば見つかる可能性は十分ある。いずれにせよ在庫は少なくなっているので「本当に今から新車のマークXが欲しい」と思っているなら、この記事を読んだら素早く動いてほしい。また在庫車だけにもしかすると大幅な値引きも期待できるかもしれない。

■マークXの中古車ってどうなの?

 最後の新車のマークXを買い逃してしまった人には、流通台数の多い中古車という選択肢がある。

 中古車に関しては、まず前述した現在在庫となっている新車のマークXがもし売れ残ってしまうと、決算となる2020年3月中に登録され4月以降にお買い得な未使用車として中古車市場に流通する可能性がある。

 もちろん現在在庫となっている、新車のマークXがキレイさっぱりと売れてしまう可能性だってある。そのためギャンブル的な作戦という覚悟ができるなら、未使用車のマークXを待ってみる手もある。

●2代目マークXの歴史

 中古車選びを考える前にターゲットを選ぶためにも、10年間に渡った2代目マークXの軌跡を振り返ってみよう。

・前期型(2009年10月)
 5年振りのフルモデルチェンジ。プラットホームやパワートレーンは、初代マークXの改良版かつキープコンセプトでのフルモデルチェンジとなった。しかし前年のリーマンショックによる不景気という時代背景に合わせ、価格は同等のグレードでおおよそ5万から10万円値下げされた。

 このため標準的なグレードの価格は、同じ年に登場した3代目プリウスの上級グレードとも近く、一定数いる「走行距離が少ない、燃料代を気にしない」というユーザー層には6気筒エンジン+FRのマークXは魅力的で、まずまずの人気を集めた。

2009~2012年に販売された前期型。現行マークXの最初のモデルで、フロントマスクはヘッドライト下側のラインが特徴的だった

・中期型(2012年8月マイナーチェンジ)
 内外装の変更、内装材やフロントピラー内の制振材の採用拡大による静粛性の向上、溶接のスポット点数を追加するなどによりボディ剛性を高め、特に高速走行時のハンドリングとスタビリティを両立した。なおこの時にスポーツモデルのG’s(Gスポーツ)が加わった。

2012~2016年に販売された中期型。ヘッドライト内側に切り欠きを入れたデザインを新たに採用しイメージチェンジした

・後期型(2016年11月ビッグマイナーチェンジ)
 内外装の変更、構造用接着剤の採用などによるボディ剛性の向上、標準系にはFAD(振動数感応)、この時追加されたスポーティなRDS系にはAVS(可変式)というショックアブソーバーを使い、ハンドリングと乗り心地を高次元で両立。

 またこのビッグマイナーチェンジでは、先行車追従型のアダプティブクルーズコントロールや、昼間の歩行者にも対応する自動ブレーキなどを含むトヨタセーフティセンスが全グレードに標準装備されたことが最大の改良だった。

2016年から販売されている後期型。基本的なデザインは中期型を踏襲するが、グリルなどが変更されてスッキリ

 このほか、中期型でイエローのボディカラーを纏った特別仕様車が登場。スポーツモデルも後期型の途中でG’sがGRスポーツに移行し、中期型と後期型で3.5L+6速MTとなる限定車のGRMNがあった。2代目マークXは振り返ると、フルモデルチェンジこそできずに絶版になったものの、長期間のモデルサイクルに対応するため、まずまずの頻度で改良やモデル追加を行っていたことがわかる。

 本題となる中古車選びに入ると、2代目マークXの中古車を買うなら前述したようにトヨタセーフティセンスが付く後期型を選ぶのが基本だろう。後期型の中古車の大まかな年式と価格の関係は以下のとおりだ。

2019年1月に発表されたGRMN第2弾は350台限定で販売され、513万円という高額車両にも関わらずあっという間に完売

2019年式 
 僅かに流通している未使用車を含めた走行5000kmまでを中心に、10数台流通。中心価格帯は250から300万円と納得できる範囲だ。

2018年式
 価格は2019年式とあまり変わらない

2017年式
 走行1万から2万kmの2.5Lの標準グレードで200から220万円。

2016年式
 2017年式とあまり変わらない。

 そのため2代目マークXの後期型の中古車を買うなら、2019年式か2017年式が賢い選択だ。

こちらの写真をクリックするとマークXの中古車情報が見られます!

 流通の多い中期型、前期型は年式や走行距離といったコンディションと価格の折り合いを熟考して買うのがいい。例えば中期型なら「2014年式走行4万kmで100万円」、前期型なら「50万円くらいのものを車検1回となる2年間くらいの期間で割り切って乗る」という買い方、乗り方が面白いと思う。


 いずれにしても今後マークXのような、「お手頃価格で6気筒エンジンを搭載したFR車」が登場する可能性は限りなくゼロに近い。

 このことを考えると、絶版になってから書くのも心苦しいが、マークXの魅力度というのはなかなか高く、気になっているなら新車の在庫、中古車含め予算やライフスタイルに合ったものを選んで一度自分のものにすることを強く薦めたい。

【画像ギャラリー】まだ手に入る! 魅力のFRセダン「マークX」(後期型)をチェック!!

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