浸水被害に遭った乗用車を運び出すJAFの車両 =茂原市内で(JAF千葉支部提供) |
記録的豪雨が県内を襲った先月25日と翌26日、冠水した道路に進入し、車のエンジンが作動しなくなるケースが相次いだ。日本自動車連盟(JAF)千葉支部には、通常の2.5倍近い計約1600件の出動要請が寄せられた。多数の車両がその後、廃車になったとみられる。 (太田理英子)
同支部によると、記録的大雨が降った二十五日の出動要請は八百二十五件、翌二十六日は八百五件。いずれも前年同日より四百五十件以上増えた。出動要請のうち、特に多かったのは「エンジンがかからなくなった」「車両が田や溝に落ちたので引き上げてほしい」との内容。住宅への浸水被害が深刻だった茂原市内からの要請が多く、人手やレッカー車が不足した。
九月の台風15号では、停電時の車中泊に伴うガソリン切れなど、発生から三日間で四千件超の要請があったが、同支部担当者は「今回は水害時の要請としては過去にない規模」と驚く。
JAFなどによると、道路冠水や洪水の際、車両ドアの下部に達する程度の水位なら走行できるが、アンダーパスのような傾斜した道路の場合、見た目では水深が分からないため注意が必要。エンジン吸気口から水が入ったり、排気管が水圧でふさがれたりすることで、エンジンが動かなくなるという。
JAFは水中で車両が動かなくなった際の脱出方法について、窓より水位が低ければ慌てずにシートベルトをはずし、窓から車の天井に上るよう推奨する。水位が上がってくると水圧でドアが開かなくなるため、窓ガラスを割るためのハンマーが必要だ。
ハンマーがない場合、徐々に車内に浸水するが、車内外の水位の差が縮まればドアへの水圧が下がるため、落ち着いて待ってからドアを開けるよう促す。
国土交通省などは、浸水や道路冠水の被害に遭った車両は、水が引いた後でも感電や発火の危険があるため、自分でエンジンを掛けないよう呼び掛けている。電気自動車(EV)などは、高電圧のバッテリーを搭載しているため触れないよう注意が必要。一度エンジン部分や電気系統に浸水すると、廃車にせざるをえないケースが多いという。
想定を超える雨量の豪雨は今後も発生しかねない。同支部担当者は「今回のように短時間で大雨が降ると危険。無理に車で動かず、早めに避難所へ移動する心構えを持っておくことが大事」と強調する。
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November 25, 2019 at 05:08AM
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千葉豪雨から1カ月 車が浸水でJAF出動要請1600件:千葉(TOKYO Web) - 東京新聞
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