
オーストラリア・スーパーカーのチームであるトリプル・エイトは、緊急用の小型人工呼吸器を大幅に改良したことを発表した。
トリプル・エイトは、コンパクトで低エネルギー消費のプロトタイプ人工呼吸器を開発する”コンロッド・プロジェクト”に参加。開発を進めてきたという。
発表された人工呼吸器は、より詳細なデジタル情報の取得と患者の呼吸に対して敏感に応答するという特徴を持っている。
また、レースにインスパイアされた4Gテレメトリーシステムも装備。データをリアルタイムで監視でき、データをダウンロードして後から分析することもできるようになっている。
チームマネージャーのマーク・ダットンによれば、医薬品管理局(TGA)や医療専門家からのアドバイスに沿って開発が行なわれたという。
「TGAは新型コロナウイルス対策として、人工呼吸器に必須な機能と望ましい機能をリスト化してくれた」と、ダットンは説明した。
「我々の人工呼吸器は現在、その両方のリストを完全に満たすよう、順調に開発が進められているが、言うまでもなくそれが生産段階に入った場合、TGAの承認が必要となる」
「ICU(集中治療室)にある人工呼吸器は、情報を表示するための大きなディスプレイを備えている。政府からのドキュメントでは、ディスプレイに関して記載はなかったが、医師やICUの専門家と話をしたところ、医療専門家が患者に最善のケアを提供するのを支援する上で、ディスプレイを組み込むべきなのは明らかだった」
「それに加え、患者自身の呼吸に自動的に応答し、それに積極的に反応できるマシンが不可欠であることも明らかとなった。これらの目標を達成するのは大きなチャレンジだったが、本当に満足している」
「トリプル・エイトは、レースに参戦してきたエンジニアリング企業であり、専門性の高いエンジニアがいる。そして我々は、絶え間ない改善や、ルールや規制への取り組み、厳しい期限への対応といったスキルを持っている」
「つまり我々は、今すぐ製品が必要であり、事態が収束するまで改善を続ける必要があるという、この危機的な状況に適している。それが我々のDNAだ」
テレメトリー機能について、ダットンは人工呼吸器を操作できる医療スタッフが不足しているケースへの対策だと述べた。
「コンロッド・プロジェクトに加わり医師と最初に話をした時、彼らがまず懸念していたのは、オーストラリアにおける人工呼吸器の不足ではなく、人工呼吸器を操作するスタッフの不足だった」
「我々は、レーシングカーのようなテレメトリを搭載することでその解決に取り組んできた。つまりひとりのスペシャリストが、多くの患者を無理なくモニタリングできるようにする。それが10人だろうが、100人だろうが関係なく、必要なだけ多くの患者が診てもらえる。そしてオンボードアラーム機能により、必要な患者に注意を向けることができる」
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April 27, 2020 at 12:56AM
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豪スーパーカーのチームが、新型人工呼吸器を開発。レースの技術で新型コロナに挑む - Motorsport.com 日本版
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