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ホンダ、中古車で定額サービス 車持たない消費者狙う - 日本経済新聞

ホンダは28日、中古車を使ったサブスクリプション(定額制)サービスを始めたと発表した。軽自動車やミニバンなどを最短1カ月で利用でき、月額料金も新車を使ったサービスより手ごろな価格に設定した。メルカリ文化の定着で若者を中心に中古に対する違和感も薄れている。ホンダは新たなサービスを通じ、車を持たない消費者の需要を開拓する考えだ。

ホンダの「N―BOX」など人気車種を最短1か月から利用できる

ホンダの「N-BOX」など人気車種を最短1か月から利用できる

サービス名は「ホンダ マンスリーオーナー」。軽自動車「Nボックス」や「フィット ハイブリッド」など計5車種の中古車を対象とし、年式は1~6年と比較的新しい中古車を用意した。

利用期間は最短1カ月から最長11カ月まで月単位で選択できる。スマートフォンで車種や利用期間を選べ、月額料金は2万9800円(税金や自動車保険料など含む)から。クレジットカードで支払うため、リース契約時に必要な契約書の記入や審査は不要という。

まず、埼玉県内のホンダ認定中古車販売店「ユーセレクト」で始める。初年度は50台程度の利用を想定し、利用状況をみながら順次実施店舗を広げる予定だ。日本本部営業企画部の高見聡部長は「新車より安く提供できる中古車から始め、自動車に触れる機会を増やしていきたい」と説明した。

ホンダが初めてとなるサブスクを始めるのは、自動車の「所有」から「利用」に変わる消費環境に対応するためだ。若者を中心にカーシェアリングなど好きな時に少しだけ利用する動きが進んでおり、クルマを所有したいと考える層は都市部を中心に減少傾向にある。

ホンダの国内販売台数は伸び悩んでいる。同社はサブスクを利用したいと考える層はそもそもホンダが訴求できていない層と分析する。ホンダ車をサブスクで利用してもらうことで、まずホンダ車の魅力を知ってもらい、新たな顧客を掘り起こそうとしている。

また、自社の中古車を有効活用する狙いもありそうだ。IDOM(旧ガリバーインターナショナル)を中心とした中古車の専門事業会社などに流れる動きのほか、販売店で下取りした中古車をオークションに出すこともあるという。自社の中古品や顧客を囲い込むことも進めていく。

国内のサブスクサービスではIDOMに加え、トヨタ自動車も19年から新車を使ったサブスク事業を始めている。海外でも独ダイムラーなどが実施しており、ホンダとして他社にはない魅力を訴求できるかが重要となる。(原欣宏)

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January 28, 2020 at 03:04PM
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