車の価格は、新車だと100万円以上、中古でも数十万円はするのが一般的ですが、一方で10万円台や10万円以下という格安車も存在します。格安車に興味はあっても、価格が安すぎるため、不安を感じて手を出せないという方も多いのではないでしょうか。そこで、ここでは、格安車の安さの理由や購入の際の注意点を紹介します。
格安車はどうして安い?

格安車が多く売られているのは、業者がそれ以下の価格で仕入れているからにほかなりません。買い取り査定で5万~10万円といった値が付く車は珍しくなく、格安車として販売されているのはそのような車が中心となっています。
買取りの際に査定額が安い車には、次のような特徴があります。
・走行距離が長い
車は消耗品なので、走行距離が長くなるほど価値が下がっていきます。メンテナンスの状態によっても異なりますが、走行距離が延びると部品の消耗も進むため、10万~15万kmの走行距離を目安に買い換える方は多いでしょう。そのため、格安車はそれ以上の走行距離となっていることが考えられます。
・年式が古い
走行距離と同様に、年式が古くなればなるほど車の価値は下がります。
・長期間乗っていた
一般社団法人自動車検査登録情報協会の調査によると、軽自動車を除く自動車の平均使用年数は13.26年という結果が出ています。また、新車登録から13年目からは自動車税が上がるため、多くの方が車を手放すタイミングにもなっています。
・修復歴や事故歴がある
過去に事故を起こしたことがある車は「事故歴あり」、過去に車の骨格部分を修理したことがある車は「修復歴あり」と表示されます。そのため、性能に影響がないとしても車の価値は相場より大きく下落するので格安車として販売されています。
・不人気の車種、カラー
新車時は同程度の価格の車でも、中古車ではその時々の人気に価格が大きく左右されます。同車種でも、カラーの違いで数万~数十万円の違いが出ることもあります。
・もともとの車両価格が安い
もともとの新車価格が安い軽自動車などは、年式や走行距離に問題がなくても10万~20万円台で売られていることは珍しくありません。
信頼できる店で購入することが重要
中古車は一台一台来歴が違い、前の持ち主がどんな使い方をしていたのか詳しく知ることはできません。現物を見たとしても、本当に問題のない車なのかどうか素人が判断するのは難しいでしょう。だからこそ、中古車の購入は信頼できる販売店を選ぶことが重要です。
ネット上の情報や車の価格だけで決めるのではなく、できればWebサイトを見た上で実店舗を訪れ、店の雰囲気やスタッフの様子、展示車の手入れが行き届いているかといったところもチェックするのがおすすめです。
中古車は、購入後短期間で不具合が起きることも考えられるので、購入後のサポートについてもしっかり確認しておきましょう。自社保証を提供し、その内容がしっかりしている販売店なら、販売前の点検や整備、走行チェックなどもきっちりやっていると推測できます。アフターフォロー体制はどうなっているのか、メンテナンスや車検を行ってくれるのかといったことも質問し、納得できる販売店を見つけましょう。

格安車が向いているのはどんな人?

格安車は、新車と違っていろいろな注意点があるので誰にでもおすすめできる選択肢ではありません。
メンテナンスもしっかりする必要があるので、ファーストカーとして利用するのは難しいでしょう。
格安車が向いているのは、次のような方です。
・車種やカラーにこだわりがない
不人気の車種やカラーでも問題なければ、状態のよい格安車にめぐり合いやすいでしょう。
・自分でメンテナンスができる
格安車は、メンテナンスや点検を経て販売されているとはいえ、新車に比べれば部品が消耗している分、故障などを招く可能性は高くなっています。日々のメンテナンスや故障の対応が自分でできれば、多少のトラブルにも対応できるでしょう。
・利用したい期間が短い
長く乗るためにはしっかりとしたメンテナンスが必要ですが、次回の車検までなど短期間だけ乗りたいという場合は、安く手に入る格安車が最適です。
・ローン審査に通るのが難しい
車のローン審査に通るのが難しい場合、車を買うには一括購入するしかありません。しかし、数十万円以上の代金を一括払いするのは難しいとき、20万円程度で買える格安車は有力な選択肢になるのではないでしょうか。
車両価格以外にかかる諸経費に注意!
格安車を購入する際の注意点として、車両価格に加えて必要となる諸経費の存在があります。車両価格10万円の格安車であれば、10万円程度で車を持てるように思いがちですが、実際は税金や保険料、販売店への手数料などを払わなければいけません。また、購入した車の排気量や価格にもよりますが、諸経費だけで10万円前後はかかると考えられます。諸経費には、次のようなものがあります。
<諸経費>
・自動車税、軽自動車税…毎年4月1日時点での所有者に課される税金。排気量に応じて金額が変わる。中古車購入時は、購入月の翌月から次の3月までの分を月割りで支払う(軽自動車は除く)
・自動車重量税…車の重さに応じて課される税金。車検のタイミングで支払う
・環境性能割…購入する車の環境性能に合わせて、取得価格の0~3%が課税される(取得価格が50万円以下だと免税)
・自賠責保険料…次の車検期間までにかかる分を月割りで計算する(1カ月分約1,000円)
・車両登録代行費…中古車販売店に支払う(3万円程度)
・車庫証明代行費用…中古車販売店に支払う(2万円程度)
・洗車・クリーニング費用…中古車販売店に支払う(5万円程度)
・納車費用…中古車販売店に支払う(5,000~1万円程度)
カーリースという選択もおすすめ
できる限り費用を抑えて車に乗りたいという場合には、カーリースを利用するという方法もあります。カーリースとは、リース会社が所有する車を3~11年などのある程度長期間借りる定額制サービスのことです。また、契約期間満了後に車はリース会社に返却するのが原則となっています。カーローンと違って頭金が不要となっているため、まとまった費用を用意しなくてもカーライフをスタートすることができます。ほかにも、月々の使用料金には車にかかる税金や自賠責保険料なども含まれているため、これらを別途支払う必要もありません。月々の利用料は車種やグレードによっても異なりますが、安い車種では月1万円台から新車に乗ることが可能です。
カーリースについて詳しく知りたい方はこちら
格安車のリスクを知った上で信頼できる店で購入しよう
格安車は費用を抑えられるのでとても魅力的ですが、価格が安くなっているのにはやはり理由があり、安いからというだけで選んでしまうと思わぬトラブルになることもあります。購入する際は、車両価格にプラスしてかかる諸経費のことも計算に入れた上で、信頼できる店で購入するのがおすすめです。費用は抑えたいけど新車に乗りたいという場合には、月1万円台から新車に乗れるカーリースも併せて検討してみてはいかがでしょうか。
よくある質問
Q1:格安車ってどうして安いの?
A:買取業者が安く仕入れた車を格安で販売している車が格安車と呼ばれています。つまり、査定金額が低い車が格安車となります。格安車の特徴には走行距離が長かったり年式が古かったり、この先長く乗ることが難しいと考えられたりメンテナンスが必要だったりする車が該当します。そのため、10万円以下で販売されている格安車も存在します。
Q2:格安車って乗っても大丈夫?
A:そもそもメンテナンスが必要な車が多いため、ファーストカーとしては難度が高いでしょう。また、格安車と一言でいっても、状態はそれぞれです。格安車だからといって乗ってはいけないということではありませんが、素人が内部の状態まで判断することは難しいため、信頼できる中古車販売店から購入することが大切です。
Q3:格安車は結局お金がかかるの?
A:格安車の中にはメンテナンスがされていなかったり追加での整備が必要だったりする車もあります。そのほかにも、車の本体価格以外にも税金や保険料、販売店への手数料などが発生します。購入した車の排気量や価格にもよりますが、諸経費だけで10万円前後の費用がかかることもあるので、別途用意しておきましょう。
※記事の内容は2019年12月時点の情報で執筆しています。
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